〒444-0840愛知県岡崎市戸崎町牛転2番地
作業療法士の出口です。
精神科作業療法では、参加者にぬり絵を提供することがよくあります。
以前から、
”この人は、やれることがないからとりあえずぬり絵で!”
と、ぬり絵の扱いがないがしろになり、本来のぬり絵の効果が薄れてしまう事も少なくありません。
今回は、以下にインターネット上にあった塗り絵の効果についてまとめられた内容を載せさせてもらいます。
『所詮、ぬり絵。されど、ぬり絵。』
文章を読んで、こう思っていただけると嬉しいです。
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近頃では、高齢者の施設で塗り絵などを
リクリエーションに取り入れている所も多いです。
手軽だし、コストもかからないのに、脳に良い!!と言われているからです。
「手先を動かすことが良い」というのは随分言われてますけど、
絵は手先を使うだけではなく、脳も使うんです。
色を考えたり、形を認識したり、全体のバランスを考えたり…
その結果として手を動かして、色を塗ったりします。
色々考え認識して、それに対する行動を指令します。
しかも、細かい作業をです。
それだけ、脳や伝達系(神経)が活発に活動しなければならないので、
活性化につながります。
脳細胞同士をつなぐシナプスは年齢とともに減少します。
40歳以上になってくると、徐々に減っていくんです。
だから、使ってあげることで、連絡・連携が取りやすくなって、
シナプスの減少が少なくなるんですよ。
つまり、塗り絵をすることで脳を活性してアンチエイジングをしているのです。
高齢の方は、それなりにこのシナプスが減ってしまっている状態ですから、
上手く連絡・連携が取れなかったりします。
でも、塗り絵をすることで失われてしまった連絡経路ではなく、
他のところを使うことで、連絡・連携ができるようになります。
当然脳は活発に活動しますから、活性化します。
言葉悪いんですけど、ボケにくくなるわけです。
脳を若々しく保つために、塗り絵はもってこいの素材というわけです。
塗り絵ではなくても、自分で絵を描くことでもいいのですが、
何よりも手軽なので、利用しない手はないですよね?
高齢者が塗り絵をするとどんな効果があるの?
塗り絵はだけではないですが、
頭と手先を使っている人は長生きしやすいといわれています。
ピカソやシャガールなどは90歳を超えてなお作品を作っていましたよ。
手は、体の他の部位よりも細かい動きをしまうすので、
神経をより活発に利用しなければならないんです。
細かい指令を出さなければならないので、
脳への刺激も大きいのです。
絵を描くことは、イメージを膨らませながら作業をします。
考えることと作業することが脳を活発に働かせます。
これは、塗り絵でもこの効果が得られることが実験で実証されています。
塗り絵をすると、脳への血流量が多くなるんです。
絵心があって、絵をかくのが苦にならないのであれば、
絵を描くことをお勧めしますが、
塗り絵だけでも、脳を活発に活動させることはできますので、
ぜひぜひ楽しんでやってみてください。
塗り絵は脳をスゴク活発化するので、脳トレになります。
脳梗塞などのリハビリにも取り入れられているんですよ。
お手軽にできるので、楽しんで作業してみてくださいね。
トレーニングすることでアンチエイジングにもなるのでぜひぜひ活用ください。
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いかがでしたでしょうか。
ここにある効果以外にも、年齢関係なく、気分転換や自己表現など、さまざまな効果があると言われています。
みなさんもぜひ、”ぬり絵”やってみましょう。
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2017年4月15日
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