精神科 児童精神科 心療内科 医療法人仁精会三河病院

精神科 児童精神科 心療内科 医療法人仁精会 三河病院

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〒444-0840愛知県岡崎市戸崎町牛転2番地

診察内容

診察内容

精神科は精神疾患を専門に扱う科です。つまり心の症状、心の病気を扱う科であるということです。

初めて受診される方

精神科では高校生以上のすべての方が対象となります。

大人のうつや統合失調症、神経症や不眠症などを対象として診療しています。

精神科の
代表的な病例

  • ・統合失調症
  • ・うつ病
  • ・双極性障害(躁うつ病)
  • ・神経症
  • ・人格障害
  • ・摂食障害
  • ・青年期精神障害
  • ・老年期精神障害

統合失調症

青年期に好発する疾患で、およそ100人に1人がこの病気に罹患します。 知覚の障害(幻覚)、思考の障害(考えがまとまらなくなったり、妄想が出現する)、 感情の障害、意欲の障害が出現します。適切な薬物療法と精神療法、社会復帰のためのリハビリテーションを行うことによって、社会復帰するまで回復することを目指します。

〈自覚症状〉

「悪口が聞こえてくる」「近所の人が嫌がらせをする」「ずっと行動が監視されている」「何かの機械で、心身に影響を与えられている」

〈他覚所見〉

ひきこもり、不可解な言動、まとまりのない話、硬い表情、無動無言、興奮、支離滅裂

うつ病

気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした疾患です。
うつ病は「心の風邪」と呼んでよいくらい、頻度の高い疾患です。薬物療法によって、ほとんどの患者さんは軽快します。

〈自覚症状〉

「気分が憂うつで、何をするのもおっくうである」「頭も体も動かない」「過去は失敗の連続であり、現在の状況は悲惨であり、未来には何の希望もない」

〈他覚所見〉

落ち込み、自信喪失、判断力低下、行動力低下、何事も楽しめない

双極性障害(躁うつ病)

躁状態とは心のブレーキが故障するため行動が制御できなくなり、気分の高揚、軽佻さ、多弁、多動、易怒、不機嫌、誇大妄想などをきたす疾患です。 薬物療法が効果的ですが、行動が制御できない場合は、入院治療が必要なこともあります。

〈自覚症状〉

「私はすごい発明をした」「私は大金持ちになる」「私は天才である」

〈他覚所見〉

多弁、多動、落ち着きなさ、話題が飛ぶ、浪費癖、大きな事業を企てる、怒りっぽい、好訴的

神経症

ストレスからくる心の病気の代表で、誰にでも起こり得る病気です。 最近では不安障害とも呼ばれ、自分の住む社会にうまく適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。

①不安神経症
不安、動悸、息苦しさ、胸部不快感などを、発作的または持続的にきたす状態 で、パニック障害とも呼ばれます。
過呼吸症候群(呼吸が早くなり、手足がしびれ、硬直し、意識がもうろうとする発作)を伴うことがあります。
②恐怖症
対人恐怖、赤面恐怖、不潔恐怖、乗り物恐怖、閉所恐怖、異性恐怖,自己視線恐怖など、特定の物や状況を極端に恐れる状態です。
③強迫神経症
意味のない特定の行為を繰り返さずにおれなかったり(強迫行為),意味のない特定の考えが繰り返し頭に浮かんでくる(強迫観念)状態です。
【例】手洗い強迫、確認強迫、縁起かつぎ強迫、スケジュール強迫
④心気神経症
些細な身体の変化にこだわり、「自分が重い病気にかかっている」と思い込んで不安になる状態です。
⑤ヒステリー
心の中の処理できない葛藤が、身体症状や意識障害をもたらす状態です。身体に症状が出る場合を「転換型」、意識に異常をきたす場合を「解離型」と呼びます。
【例】身体の一部が動かない、歩けない、声が出ない、目が見えない、けいれん発作,多重人格、心因性健忘、心因性遁走(失踪)、心因性もうろう状態
⑥抑うつ神経症
大きなストレスや性格上の問題によって、うつ状態が引き起こされる状態です。
⑦離人神経症
自分の感情、思考、身体が自分のものではないように感じたり、外界に現実感が感じられなくなる状態です。
⑧神経衰弱
身体的な疾患がないのに、全身倦怠感、疲れ易さ、頭痛、めまいなどが持続する状態です。

人格障害

変わった言動や考え方、衝動的な行動などを繰り返すため、周囲の人だけではなく本人も苦しむような精神疾患です。
心の発育過程の障害によって、著しい性格の歪みを生じ、その結果、自傷他害行為などの問題行動を繰り返すものです。

変わった言動や考え方、衝動的な行動などを繰り返すため、周囲の人だけではなく本人も苦しむような精神疾患です。心の発育過程の障害によって、著しい性格の歪みを生じ、その結果、自傷他害行為などの問題行動を繰り返すものです。

①境界性人格障害
良い人格と悪い人格の二つに分離し、非常に不安定です。他者に依存しながら、他者を自分の思うままに操ろうとします。
他者から見捨てられることを極端に恐れます。
【症状】抑うつ、情緒不安定、一過性の精神病状態、攻撃性、他罰性、責任転嫁、自傷行為、狂言的自殺未遂、空想的な世界観と万能感、浪費癖、陰湿な嫌がらせ
②反社会性人格障害
倫理感や人間的な感情が欠乏し、無反省に犯罪や他害行為を繰り返すものです。
③分裂病質人格障害
親密な対人関係の回避、他者からの孤立、無関心、冷淡、感情の平板化などを特徴とするものです。

摂食障害

若い女性に多く見られる食行動の異常で、痩せることに対する過剰なこだわりを持つ特徴があります。

①拒食症
身体的な病気がないにも関わらず、食事がとれない状態です。やせているのに自分はまだ太っていると感じるという「身体イメージの障害」や無月経を伴います。
②過食症
食欲のコントロールが出来ずに食べ過ぎてしまう状態です。大量に食べたのち自ら嘔吐を誘発し、嘔吐した後、憂うつな気分に陥ります。

思春期・青年期精神障害

①家庭内暴力
若い男性に多く、子供から親への暴力、恋人や奥さんへの暴力、親から子供への暴力(幼児虐待)などが多くなっています。
家庭内暴力は、登校(出社)拒否 → 引きこもり → 「自分がこうなったのは、親のせいだ」という妄想的責任転嫁→
父母への暴力、金銭の要求、暴君化という流れが多いです。
②ひきこもり
さまざまな要因が重なって社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態のことです。
神経が繊細過ぎたり、真面目過ぎる人が、対人関係に疲れ、現代社会に不適応を起こしている状態だと考えられます。
③不登校
2014年度の学校基本調査 によると、年間30日以上欠席した「不登校」の小中学生は12万2千人を越えております。
精神科疾患のために起こる場合は、家庭環境・学校教育に問題があって起きています。

老年期精神障害

①認知症
アルツハイマー型老年認知症、脳血管性認知症、初老期認知症などに分類されます。
知的機能の低下のために、健忘、記名力低下、迷子、徘徊、不潔行為、衝動行為、屎尿失禁などをきたします。
②夜間せん妄
興奮と幻覚、妄想、失見当識(時とか場所が解らない)などを夜間にきたす状態です。
③幻覚妄想状態
「誰かが部屋に入って来る」「知人がいる」というような幻覚、「物を盗られた」という物盗られ妄想、嫉妬妄想がよく見られます。
④躁状態
易怒、不機嫌、衝動的暴力行為などが見られます。
⑤うつ状態
便秘など身体症状にこだわり、心気症的になることが多いです。ひどいうつ状態では、認知症との鑑別が困難な場合があります。

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