みなさま、こんにちは。臨床心理課です。

今回は”アサーション”についてお話ししたいと思います。

「アサーション（assertion）」とは、より良い人間関係を築くためのコミュニケーションスキルで、お互いの主張や立場を大切にした自己主張の事を言います。

自分の意見はきちんと伝える。かつ、相手の意見を取り入れたコミュニケーション。

それを”アサーティブな表現”なんて言ったりします。

ここで、3つのコミュニケーションタイプを紹介します。

場面は「自分が忙しいのに仕事を頼まれた時」です。

Aさん「こっちは忙しいんだよ！手伝いなんてできるわけないじゃない！」

Bさん「今忙し・・・うーん。あ、うん。手伝うね・・・。」

Cさん「ごめん、今忙しいんだよね。こっちが済んだら手伝うよ。」

さて、この中で”アサーティブな表現”はどれでしょうか？

もちろん「Cさん」ですね。

自分と相手の主張を大切にした言葉がけは、お互いの心をすっきりさせてくれます。

とは言っても、常にアサーティブな表現ができるわけではありません。

「つい怒ってしまった。だって機嫌が悪くて・・・。」

「いつも我慢してしまう。嫌われたくないから・・・。」

・・・悲しいかな、それが人間です。

ですが普段から少しずつ意識をして、みなさまも”アサーション上手”になってみませんか？

臨床心理士課